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2019年3月4日 / お役立ち情報 Ⅱ型糖尿病は一生治らない?

1.Ⅱ型糖尿病ってどんな病気?

2型糖尿病は最も一般的な糖尿病で、10人に9人以上はこのタイプです。若い人でも発症する場合もありますが、40歳を過ぎてから発症する場合がほとんどです。
初期の段階では自覚症状がまったくないことが多く、症状があらわれるとしても、非常にゆっくり、少しずつ以下の症状があらわれます。
•疲労感
•皮膚が乾燥して痒い
•手足の感覚が低下する、または、チクチク指すような痛みがある
•感染症によくかかる
•頻尿
•目がかすむ
•性機能の問題 (ED)
•切り傷やその他の皮膚の傷が治りにくい
•空腹感やのどの渇きがひどくなる
糖尿病になる要因はさまざまで、食生活などの環境因子と体質(遺伝)の組み合わせで起こると考えられています。

2.Ⅱ型糖尿病の主な原因

糖尿病と肥満を結びつける方がいらっしゃるかもしれませんが、病気の名前に「糖」という文字が入っているからといって砂糖などの甘いものの取り過ぎといったことが原因ではないのです。
ここで大事なのはインスリンです。
糖尿病の主な原因が、実はインスリンが足りない・効かないことなのです。
特にアジア人は欧米人よりもインスリンの分泌量が少ない人が多いので、もともと糖尿病になりやすく ストレス、加齢、遺伝の影響も大いにあります。
そして肥満による内臓脂肪からもインスリンを効きづらくする物質が分泌されます。
内臓脂肪が多いとインスリンが働かなくなります。
インスリンが働かないと「血糖値が高い状態が続く」と、言う事になります。

3.本当に恐いのは、「合併症」

上記に記載がある通り糖尿病とは「血糖値が高い状態が続く」病気ですが、それ自体は痛くもかゆくもありません。
本当に恐いのは合併症です。血糖値が高い状態が続くと、体のいたるところで血管が詰まったり破れたりすることで、さまざまな合併症が起こるのです。
糖尿病で多いとされる3つの合併症をご紹介します。

3-1.糖尿病腎症

初期には自覚症状がありませんが、しだいにタンパク尿が出るようになったり、尿が出にくくなったりします。さらに症状が進むと尿毒症になり、人工透析が必要になる合併症です。

3-2.糖尿病網膜症

予備軍も含めると2,000万人といわれる合併症です。
網膜には神経細胞が多数存在します。網膜の血管は細いので、血液中のブドウ糖が過剰な高血糖の状態が続くと損傷を受け、血管がつまったり変形したり出血を起こすようになり発症します。

3-3.糖尿病神経障害

私たちがもっている感覚神経・運動神経・自律神経。高血糖が続くと、末梢神経の代謝に異常をきたして不必要な物質が溜まってしまったり、神経に栄養を与える血管が傷ついて血流が低下したりすることで、神経の働きも障害されてしまいます。
神経障害そのものが命に係わることは少ないですが、神経障害があると合併症に気づきにくく、重症になる場合があります。

4.もっとも怖いといわれている「動脈硬化(脳卒中・心臓病)」

糖尿病は動脈硬化の原因となり、心臓病や脳卒中を引き起こします。
特に、食後の高血糖が動脈硬化を進行させることが知られています。
動脈硬化を抑えるためには、糖尿病に加え、高血圧、脂質異常症、肥満をしっかり管理することが大切です。これら4つの生活習慣病が合併すると、動脈硬化の進行が加速し、心臓病や脳卒中を起こす危険が一段と高まります。

動脈硬化が原因で起きる主な病気

脳:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳血管性認知症
目:糖尿病網膜症
腹部:腹部大動脈瘤、腎硬化症、急性腎不全、虚血性大腸炎
胸部:肺血栓塞栓症、急性大動脈解離、胸部大動脈瘤
心臓:狭心症、心筋梗塞
脚:閉鎖性動脈硬化症、下肢静脈瘤
どこでも:急性動脈閉鎖症

5.糖尿病になってしまったら

糖尿病は一度なると治らないという印象をお持ちの方も多いと思います。
もし自分が糖尿病になってしまったらどうしたらいいのでしょうか?

5-1.Ⅱ型糖尿病は治せます

肥満を伴う2型糖尿病患者では、糖尿病を発症してから6年以内であれば、食事療法と運動療法を徹底させれば、糖尿病を完治できる可能性があります。
生活スタイルを改善し、食事療法と運動療法をしっかり行い、体重をコントロールすることで、2型糖尿病の人の半分近くは、事実上「糖尿病を完治した」状態を維持できることが、糖尿病を寛解するための臨床試験で明らかになりました。
やり遂げると薬物療法を完全にやめられる、もしくは量を減らすこともできる。糖尿病を発症すると生涯にわたり”治った”と同じ状態を維持できても、完治することはないという定説を覆すものなのです。

5-2.合併症を防ぐ

また、完全に治すことができなくても、生活改善をすることにより合併症を防ぐことができます。
糖尿病になったからもう…と諦めないで、日々、食事と運動などを心がければ、結果は後からついてきます。自分のペースでコツコツと出来る範囲から始めてみて下さい。きっと今よりも健康な体を取り戻せます!

5-3.糖尿病になった時のリスク

糖尿病になると、治療や生活改善など様々な場面でお金のリスクがあります。
教育入院やインスリンなど実際に医療費がかかるものや、生活改善のため健康食品やサプリメントを定期的に購入したり、運動器具を買ったりジムに通ったり。
さらに、合併症となると入院・手術が必要になりもっと多くの治療費がかかることになります。
そんな時に困らないためには、医療費の支払い限度額や、仕事ができなくなったときの傷病手当金、ご自分で加入している医療保険や特定の病気への保険など、あらかじめ確認しておくことが大切です。
社会保障や、現在の保険が糖尿病になった時支払い対象となっているのかなど、お気軽にネクサスの保険と相続の相談窓口までご相談ください!

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